底なし倉庫

魂と理論

KC2019Apr.まとめ①

 

 KCカップお疲れ様でした
 この記事ではKC中の大まかな流れと、KCで使用した構築について話していきたいと思います

 

 


 まず、使用テーマについて
 使用テーマは絆六武、寄生ロックバーン、寄生ゾネス、墓所コアキ、闇黒古代で、DPを伸ばしたのはほぼ絆六武です
 寄生ゾネス、墓所コアキ、闇黒古代に関しては試合数も少なくDP増減にほぼ関与していないので今回はスルーします


 時間軸で考えると、前半は六武やロックバーン等を要所で織り交ぜながら使用、後半は六武一本のみで走りました。


 なぜ後半にロックバーンを使用しなくなったかというと、
・上位のDPの上昇速度が凄まじく、それに追いつくために試合数を稼ぎたいから
・マッチングにおけるDP幅が大きく、自身のDPの高低に関わらず苦手な古代と陽炎獣などが存在するから
 この2点が挙げられます


 なぜマッチングのDP幅が大きいことを何となく察したかというと、
・知っている人とマッチングし、対戦相手の現在のDPがどれくらいなのかが大体わかった
・多くの人がDPを大きく伸ばして続けている
 この2点が挙げられます
 特に後者は、高いDP帯同士でしかマッチングしないならばDPの上昇スピードは遅くなるはずですし、高いDPを持つ人数が減るはずです


 このことに気付いたのは土曜日の夜ぐらいでDPは5万ぐらいだったと思います
 ここで使用テーマを六武一本に絞り、構築を変えないでひたすら潜り続けることに決めました

 

 


 ここで今回の使用構築を見てみたいと思います 

 

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 この構築は穿った言い方をすると「結束等でデッキを圧縮し、狡猾を引きにいくデッキ」だと認識しています
 広めに言い換えると「キザルフウマ道場等の圧縮と結束のドローで、引きたいカードを引きに行くデッキ」です


 先程マッチング幅が広いという話をしましたが、六武を使う上でKCで多くマッチングした各テーマとの相性は以下のように認識しています


・対六武ミラー
 腐る札を入れると大きく勝率が下がるが、寄せても勝率はそこまであがらない
 先攻二刀伏せによりイージーウィンが可能
・対古代
 コズサイが引けて、基本的な動きが出来れば有利
・対ゾネス
 コズサイか狡猾が引けて、基本的な動きが出来れば有利

 

・対ロックバーン
 狡猾を入れることで盤面のロック状態を解除できる、対策なしはほぼ全く勝てない
・対コアキ
 相手からのメタカードの回避が難しい、アド差で勝つか速攻展開で勝つ
・対陽炎獣
 後攻から制圧するか、先攻で耐えてから制圧するしかないが基本不利
 狡猾の有効な場面がたまにある


 これらのことから対六武ミラーに腐る札を入れないようにしつつ、対古代とゾネスに有利をとり、対ロックバーンで簡単に詰まない構築にしようと思いました
 つまり圧縮から結束で大量ドローをしつつ、狡猾とコズサイを引くことが出来れば安定した勝率が出せるのではないか?と考えました


 なぜ強力なカードである二刀流を採用しなかったのか
 二刀流は対六武ミラーにおいてイージーウィンを狙いやすく、対その他においても六武の高いotk力(one turn kill)を活かすいいカードではありますが、
・相手のミスラや寄生虫パラサイトにより発動させてもらえない
・後攻時に底なし落とし穴をされ、発動させてもらえない
・対六武ミラーにおいて二刀流がなくてもそれなりに勝てる
 以上の理由から安定しないかつ必須ではないと考え、二刀流の採用を見送りました


 結果として勝率は、対六武ミラーで5割強、対古代とゾネスで7割弱、対ロックバーンは4割弱程度と予想に近い形になりました(前記事のエクセルシート参照)
 どのDP帯でも大きくDPを下げたり長時間停滞することはなく(最後以外)、一定のペースでDPを上げ続けることが出来ました

 


 今回はKC中の思考の流れ、そして使用構築における各カードの取捨選択の理由についての一部を話させていただきました
 次回は使用構築における各カードの採用理由の続きと構築のバランス、各テーマに対する立ち回りを少し細かめに解説寄りで話そうと思います
 お疲れ様でした